この度、発生しました東日本大震災により、被害に遭われた皆様方に謹んでお見舞い申し上げます。
仙台の自宅は被害もすくなく、家族も無事だったのですが、夫と私の実家が石巻で、
両親の安否確認ができるまでは、とても不安な日々でした。
実家が石巻と知っている友人たちに、心配だけど連絡できない…と気を使わせていたと気づいたのであわててあちこち連絡してみました。
ど〜もすみません。心配していただいてありがとうございます。
夫の実家は石巻駅の近くで、かなり高く作っていたので床上浸水を免れ、ライフライン復旧も早く
安定しつつあるようです。
機械関係に強い義父が、手作りの太陽光発電装置で携帯の充電をしていたり、
地震後、水が来る前にすばやく車を高いところに移動させてたり、とっても大活躍なのでした。
まだ水が引く前に、うちの実家に行って両親の無事を確認してきてくれ、ほんとうに助かりました。
私の実家はもう少し川に近かったので、一階は完全に水没。
商店街で、1階は店舗、2階以上を住居にしているところが多く、住居部分は無事なので
避難することもなく、みんなで助け合って暮らしているようです。
さらに川のそばとなると、倒れた電柱、こわれた家や瓦礫、船や車がごっちゃになって
たいへんな状況でした。
*石巻市民が愛する、野菜たっぷりで太麺の味噌タンメンとギョーザが人気の「大王」も、1階水没…
スタッフの皆さんは、たぶんだいじょうぶと母からの情報です。
水が引いてがれきの撤去が進んでからは、いろいろな配給がはじまったそうで、ありがたいことです。
ライフラインはまだ何も…ですが、電気不要の黒電話が生きていて、元気な母の話を聞くことができます。
「自衛隊のお風呂に行ってきた。川の水を浄化してるんだって、思ったより深くてたっぷりしていて
とてもよかった。」
「流れてきた人にコート貸しちゃって、何もないのよ。それでどんぶく(綿入れ)着てたら、
アメリカの人(配給に来た軍人さん?)にとってもかわいいってほめられて、りっぱなコート
もらったわ。」
「行列があったから並んでみたら、韓国の人の焼肉の配給だったの。おいしかった!」
などなど、歩いて情報を得て、いろんなモノをもらっているらしいです。たくましいです。
何かほしいものは?と聞くと
「トイレットペーパーはいらないわよ。安い時にたくさん買ってあったから。」とのこと。
配給はおにぎりと菓子パンが多いので、海産物が食べたいそうです。
納豆と豆腐はたいへん喜ばれました。
また何かおいしいものを持っていかねばと思います。